薬局イベント

教育の夏!!

今年の夏は社外向けの教育事業に熱心な熱い熱い夏でした。

というわけで振り返り。いってみましょう!

まずは、5月27日〜8月9日にかけて11週間に渡る長期に渡る薬学部生の長期実務実習。

あい薬局上町店は、神戸学院大学の5年生。都北町薬局では、九州保健福祉大学の5年生を受け入れ。

それぞれの店舗で講義やロールプレイングをした後実際に患者さんへの服薬指導を行うもの。その合間には、合同実習として他店舗や社外でも実習を受けてもらいました。

漢方薬湯薬調剤実習、

軟膏計量混合業務、

他店舗の見学、

在宅薬剤管理指導業務の同行、地域ケア会議のオブザーバー参加、

災害支援の講義、健康サポート薬局研修でのOTC選択フローチャート講義

その他学校薬剤師の全体研修会の受講、プール水や環境検査等の実施、薬剤師会研修会の受講、等々。

なかなか充実したスケジューリングだったと思いますが、ちょっと大変だったかもしれませんね。

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6月15日は、福岡大学薬学部の学生さんの見学ツアーを受け入れました。

写真を撮り忘れていましたが、わかば薬局、はなぐり薬局での見学を実施。

一番感動していたのはスタッフさん手作りの健康啓発ボード。こういった健康啓発の方法もとっても大事なんだな〜と、こちらも再認識しました。

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6月29日は、九州保健福祉大学薬学部で6年生向けの薬剤師の仕事についての講義を受け持ちました。

就職説明会とはちょっと違う形で、弊社の取り組みだけでなく、思いっ切り都城市のPRと薬剤師会の事業についてたくさん紹介してきました。特に学校薬剤師の活動は反響があった様です。

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7月5日は、沖水中学校の生徒さんの職場体験を都北町薬局で受け入れました。なんと集中豪雨の影響で前日4日は中止となり、1日のみの実施となりました。

実習生に教えてもらって、調剤体験をしてもらってから・・・

養護教諭に憧れているという生徒さんには、やはり学校薬剤師の活動の説明は欠かせません。生徒・教員の安全を守るために薬剤師と養護教諭は協力し合って仕事しています。

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7月9日〜11日は、泉ヶ丘中学校の生徒さんの職場体験を妻ヶ丘薬局で受け入れました。

3日間と時間もありましたので、商品のPOPの作成など都北町薬局ではできなかったことまでできましたね。

また調剤体験においても薬学的判断による同薬効同成分への変更調剤なども設定し、一包化調剤を進めるなどされたようで、より薬剤師的業務に触れてもらいました。

この生徒さんはリウマチの特効薬の開発を目標に勉強を頑張っているそうです。分子標的薬の上を行く薬剤を待ってます!!

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7月30日は、泉ヶ丘高校の生徒さんの職場体験をジョブシャドウイングで受け入れました。

当日は、はなぐり薬局で薬剤師、薬局の仕事についてレクチャーした後に散剤調剤体験。

市内小学校に学校薬剤師活動の同行。ここではプール水検査、照度検査、ダニアレルゲン検査を一緒に実施しました。

その後、薬剤師会館では薬剤師会の活動として使用済み注射針の回収事業や県の災害時用緊急医薬品等の備蓄事業などを見学してもらい、薬剤師の活動をどの様にサポートしているのかなどを学んでもらいました。

(ここに写っているのは小林市職員の運営スタッフさん)

健康サービスセンターでは学校薬剤師・養護教諭・保健主事の合同研修会もあり、関係職種のみんなが協力して高校生も含む生徒児童の安全を守る取り組みをしていることを学んでもらえました。午前中に小学校に行っていたのでとても理解が進んだ様です。

また急にお願いをして医師会病院薬剤部内も見学させてもらいました。災害拠点病院における備蓄品目の考え方は県のそれとも違うこと。また輸血用血液の供給拠点であることも知ることができました。

最後に都北町薬局では軟膏の混合調剤。中学生の職場体験とは違い、混合することのメリットデメリットについても理解を深めてもらいました。

(ここに写っている手も小林市職員の運営スタッフさん)

実務実習中の薬学部生からいろいろと教わり、より将来の薬剤師像のイメージが明確になったのではないかと思います。

この生徒さんは白血病の治療薬の開発の道に進みたいという目標があるそうです。現場の薬剤師の業務もイメージしてもらえたらより目標に近づけるかも!!

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さて、たくさんの学生、生徒さんを受け入れ、様々な業務や体験を教育することはとても大変なことだと思います。担当してくださったスタッフさんたちにはとても感謝しています。

しかし、そこに至るまでに学生、生徒さんに事前学習や職場体験の基礎を習得させるためにたくさんの関係者が関わってきたことをみなさん知っていましたでしょうか?

少なくとも私自身はそういう理解はしていませんでした。受け入れをする自分たちが一番大変なんだと思っていましたが、本当は送り出す側にこそ相当な負担がかかっていることを今回知ることができました。

中学校では、職場体験させてくれる企業を探すことから始まり生徒にマナー等を習得させ送り出しています。また体験学習中の様子観察やフォローの文書作成などで受け入れ側に対してもきちんとフィードバックがなされています。

(こちらは中学校の先生)

(校長先生からのお礼と生徒さんからの嬉しいお便り)

また、今回の高校生は、ジョブシャドウイングという事業の一環ですが、これは行政の方や民間の方が協働でボランティアで行う職場体験の進化版。運営スタッフの方は、企業の選定から学校への周知、生徒さんへの事前の勉強会などたくさんの努力をされて企業に送り出してくれています。本当に感謝しかありません。

こちらに詳しく載っています。https://miyakonjobshadowing.jimdo.com

(こちらは事前勉強会の様子 生徒さん自身で当社のことを調べて発表してくれています)

(こちらは終了後のまとめの時間 一切休みなしです)

そして、大学生の実務実習は言わずもがな。6年生薬学教育では、実践的な薬剤師の養成を目的として、参加型の実務実習を行います。大学4年生時点で基本的な知識および問題解決能力を評価する客観試験(CBT)と、技能・態度を評価する客観的臨床能力試験(OSCE)の両方の試験を実施するために、たくさんの教員や派遣された薬剤師が関わっています。また実際の実習先の選定には調整機構の方の尽力なしには成立しません。

こちらに詳しく載っています。http://yaku-kyou.org

(学生さんお二人の発表 これを大学でも発表し評価されるそうです)

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教育を受ける側の学生、生徒さんの意識を上向きにすることは受け入れ側だけでなく全ての関係者の取り組みによるものです。うまくいくことばかりではないかもしれませんが、将来仕事をする時にこの時学んだことを思い出してくれればそれでいいんだと思います。「より良い変化が教育のゴール」と実務実習指導薬剤師の研修で学びましたが、変化を感じる時に目の前にいられなくても無駄ではないですよね。

たくさんの学生、生徒さんと触れ合い想いを伝えることができました。あとは、受け取った側がどの様に感じ、成長するのかを温かく見守っていきたいと思います。

いろいろな取り組みをさせてもらえたことにとても感謝していますが、結局一番勉強できたのは私たち受け入れ側に間違いありません。

おちあい薬局グループは、今後とも教育活動にも一生懸命取り組みたいと思います!

スタッフのみなさん一緒に学んでいきましょう!よろしくです!!

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