研修会

東京に行ってきました

2013年6月16日

東京の慶應義塾大学薬学部で行われた研修会を受講して参りました。

われわれ薬剤師には、日進月歩の医学、薬学を患者さんにお届けするべく生涯学習が義務付けられています。

さらに、長寿国である日本では急速な高齢化社会が進んでおり、医療費を含めた社会問題はますます深刻化しています。

そんな高齢者を守るのも私たち医療従事者の役目です。

今回は日本薬剤師研修センター主催の研修会「老年病」に参加するために東京にやってまいりました。実習形式や参加型の研修が増えている昨今ですが、先端の知識を学ぶには講義形式もとても有効なものです。

まずは、1講目

東京大学大学院医学系研究会 加齢医学 准教授 秋下雅広先生

秋下先生は高齢者医療の2大課題は認知症と転倒骨折と断言しています。

特に転倒発生に関しては、5剤以上の服用が危険因子として抽出されており、改めて多剤服用の問題点が大きいと認識されました。安全性とコストを配慮した減量対策が不可欠です。

続いて2講目は

東京大学医学部付属病院 薬剤部 助教 大野能之先生

高齢者における薬物動態と薬物投与設計について学びました。

ご高齢になればなるほど、代謝排泄機能の低下に伴い副作用が出やすくなっています。非常に分かりやすい講義で学生時代にこんな先生に出会えていれば・・・なんて勝手な事を想像してみたり。

最後は3講目

独立行政法人 国立長寿医療センター

臨床研究推進部高齢者薬物治療研究室(舌をかみそう) 室長 古田勝経先生

古田先生の講義はこれまでにも何度か受けています。

褥瘡(じょくそう 昔は床ずれと呼ばれていたころも・・・)治療に関して長年に渡って、実直に研究を重ねられています。薬剤師のチーム医療参加で治癒期間の短縮が実証されていることを学ぶ事ができました。

今後は薬局でも老年病そのものにフォーカスを当てて取り組んでいかないと大変な事になると痛感しました。現場でよりよい医療に貢献していきたいですね。

さて、先頭になぜ東京タワーの写真を持ってきたかと言うと・・・

なんと慶応大薬学部の校舎は廊下の窓からタワーが見えると言うロケーション!! テンションも上がります!

校舎も教室もきれいだし、言う事無いですな!

すぐそばの増上寺前では、はとバスまで通ってるし・・・

* 日付さかのぼって6月15日

さて、その研修会を翌日に控え、今回は東京にいる高校時代の同級生と意見交換会を開催する事になりました。(決してただの飲み会ではありません)

東京在住の友人と合流し、まずは飲食店を視察します。

日々戦っている企業戦士の行きつけは焼肉屋さん。

糖尿病療養指導士の認定も受けている私としては地域住民の食行動には大変興味があります。 (決してただ食べてる訳ではありません!)

テーブルに直接七輪を置いて食らうスタイル・・・うまい!!なんの種類か訳もわからないまま食べてますが・・・すごい煙とボリュームです。

企業戦士のエネルギーを支えているとはいえ、やはりこれは健康的とはいえません。

というかいつもこんなにおいしいものを食べてるなんてケシカラン!!

そして、二日酔いのメカニズムにも興味がある私はアルコール摂取の実験にも努力を惜しみません。(・・・?)

今日は俗に「チャンポン」と呼ばれる飲み方に挑戦してみました。

普段飲まないものにも挑戦しようとホッピーを注文。

「4:1の法則」でホッピーを飲み干します。東京はいろんなルールがあってややこしいですね。

ここら辺りから会話能力が急激に落ちていくことを自覚できます。

「酒は飲んでも飲まれるな!」ですよ。

このあと東京のラーメン(家系?)を訪問し、現地調査を終了しました。

* 現地調査の結論:食べ過ぎ飲み過ぎは、翌日痛い目に遭います。もうそんな歳です(涙)

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